浄化槽点検暦35年以上 2つ口ブロアーのご説明
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1.なぜ2つ口が必要なのか?

浄化槽はバクテリア等の微生物の働きによって汚物を分解します。
バクテリア等の微生物を発生させ、活動させるのに酸素が必要になります。
微生物も当然、生き物なので酸素がないと生きていけません。
浄化槽のブロアーから空気が送り込まれ、酸素が十分にあると、
接触材(バクテリアの付着する装置)に微生物(バクテリア)が大量に発生します。
(このときの空気は通常は2つ口の青い方の散気から送り込まれます。)
しかしながら、適量を超えて微生物(バクテリア)が発生しすぎて
接触材に大量に付着しすぎると浄化槽の処理機能が落ちてしまいます。
その為、2つ口の赤い方の逆洗により、今までとは異なった部分から空気を送る事で
接触材に大量に付着しすぎたバクテリアをはく離させ、
浄化槽の処理機能を一定に保ちます。
この作業を行う為に散気と逆洗2つの口が必要になります。
2.逆洗と散気とは?
通常は青い方の散気からバクテリアに供給する為の空気が送られています。
逆洗時には赤い方の逆洗から空気が送られ、バクテリアの発生を適量に保ちます。

3.2つ口ブロアーを購入の際に注意すべき点
今まで2つ口ブロアーが付いていた場合は必ず2つ口にして下さい。
2つ口のブロアーにが付いていた場合はそれに合わせて浄化槽も造られているので、
1つ口にすると上手く機能しなくなる恐れがあります。
又、同じ2つ口ブロアーでもメーカーのよって逆洗と散気の位置が違うので
今までお使いのものと同じタイプにして下さい。
4.2つ口ブロアーを使用する際に注意すべき点
浄化槽によって逆洗をする時間の設定、回数が異なります。
2つ口のブロアーに表示される
液晶時間や
逆先(時間、回数)等の初期設定はされていますので
取り付けられて、電源をコンセントに接続されるだけでokです。
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